太陽エネルギー 有効利用
太陽エネルギーの有効利用は、現在の人類の最大のテーマのひとつと言って間違いありません。人為的に発せられる温室効果ガスが地球温暖化の原因となっている確率は9割を超えると言われていますが、温室効果ガスを発生させる天然エネルギー資源は、2005年の時点で、石油があと41年、天然ガスがあと65年、石炭があと155年、ウランがあと85年で枯渇することが予測されています。現時点でこれらの代わりとなるエネルギー源は、地球に降り注がれ続けている太陽光エネルギー以外には考えられません。太陽エネルギーを有効利用しようと考えるのは当たり前のことです。
太陽エネルギーを1次エネルギーのリソースとして捉えた場合、そのエネルギー量を理論値で換算すると、1時間分の太陽光エネルギーで世界の1年間分のエネルギーに相当すると言われています。もちろんこれは、太陽光エネルギーを実際に利用出来るエネルギーに100%変換できたとした場合の話ですので、今の技術で高効率にエネルギー変換できたとしても、その量は半分以下に減少してしまうでしょうが、それでも相当のエネルギー量が秘められていることが分かります。こうしたことからも、差し迫っている天然エネルギー資源の枯渇問題を本質的に解決する上で、太陽エネルギーの有効利用がいちばんの早道だと言えるでしょう。
太陽電池を媒体とした太陽光発電の研究開発は、今後もさらに進められていくものですが、太陽エネルギーの有効利用において、多くの科学者の目標となっているのが人工光合成(光触媒水素生成)による太陽エネルギーの有効利用です。特に米国においてはエネルギー省(DOE)科学局が、戦略的に基礎研究を進めており、なかでも燃料生産の研究においては光合成の機構解明や機能タンパク利用など、貯蔵可能なエネルギー獲得のための研究が進められています。 こうした背景を理解し、太陽エネルギーというものに関心を持つ方も年々増えているのです
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